新しい情報に触れようとしない
人間のコミュニティは、似た者同士で集まります。経済面でも同様で、コミュニティ内に1人だけ高所得者・低所得者が混じっているということはほとんどありません。低所得者になる理由が本人の努力・能力不足と断言できるわけではありませんが、低所得層から抜け出せないような考え方や行動を取っているからこそ、お金に困っている現状から抜け出せないという側面もあります。
そのため、自分が知っている価値観や知識で満足せず、常に新しい情報を手に入れるために動くことは重要です。
新しい情報を得ることで、既存の知識との差を考えるようになり、まったく新しいアイディアが生まれることもあります。目新しいアイディアではなくても、年収アップにつながる対策を思いつくかもしれません。
アイディアというものは枯渇することはなく、新しい情報を得ることによる刺激で生まれてきます。よく分からないこと、受け入れがたいこと、苦手なことだからと避けず、新しい知識を取り入れることが、所得アップに繋がっているのだと考えられます。
食生活に気を配らない
世帯年収が低いほど、食事が炭水化物に偏りやすいことがわかっています。炭水化物は米や小麦がメインであり、貧しくなるほど、安くて早くお腹を満たせる食材を買ってしまう傾向があるのではないか、と指摘されています。また、低所得者層はお金がないので自炊をする、と思われがちですが、実際は外食のほうが多くなります。毎日クタクタになるまで働いていると、自炊をする時間はないからです。手っ取り早くお腹を満たせるコンビニ食やファストフードをよく食べるようになるため、炭水化物の多い食事がどんどん増えていくという悪循環に陥るのです。
炭水化物のとりすぎは生活習慣病や肥満のリスクを高めます。
もちろん、炭水化物も人間の体には必要です。結局のところ、お金を稼ぐためには「自分の体」という資本が第一。健康を考えることも、年収を上げるための戦略的な行動だといえそうです。
運動習慣がない
トロント大学の研究では、運動習慣と年収には相関関係があると結論付けています。因果関係ではないので、「運動をしたら年収があがる!」とは断言できませんが、少なくとも高所得者層は運動を習慣化している可能性が高いということは確かなようです。
これも、自分の健康に投資する重要性を理解しているからでしょう。また、マラソンやトライアスロンなど高負荷の運動は、高い目標をクリアするという感覚を思い出させてくれます。運動にはストレス耐性を強くする作用もあり、重要な局面でメンタルを守るトレーニングにもなります。